Fine arts

Tightrope walk between figurative art and abstraction

Francis Bacon: Phaidon FocusFrancis Bacon: Phaidon Focus
(2013/03/05)
Martin Hammer

商品詳細を見る


 先日、某美術館にて、

 展示が良かったので衝動買い 。

 このフランシス・ベーコン(以下F・Bと略す)の画集には、今回の展示にない作品も掲載されており充実した内容となっています。 このF・Bの展示は、「没後アジア初の回顧展」を謳い文句にしていたこともあり、来客層の幅も広かったようです。 また、NHKの番組で 同展示を紹介した効果もあり、足を運ばれた方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。  
 

 今回の展示作品と同じく、本書に掲載されている作品もいわゆる「習作」が多いようです。 ただ、オリジナルの絵が浮かばないくらいアレンジが施されており、習作とは考えられないほどかけ離れています。


 F・Bの初期の作品(1946年以降の作品)は、ホラー映画のポスターのような暗い感じの絵が多く、後味のよいものではありません。 ただ、彼の蔵書から鑑みても、背景の思想や、創作上のアイデアは独創的なものが多そうです。 実存主義的なものや、哲学から影響をうけたものもありそうです。 この時代は「フロイトの思想」との関係性が深く、作品にも、その影響があるようです。 モデルにルシアン・フロイド(フロイトの孫=芸術家)を使っていることからも想像がつきます。

 個人的には、本書のP51 Painting,1946  と P55  Study for a Portrait,1952 が荒削りで面白いとおもいます。 1955年以降のF・B中期の作品は、曲線をデフォルメしたことと、色彩が洗練されすぎて初期の作品のような迫力が、無くなってしまったように思われます。 うちの嫁は中期以降の作品の方が気にいっているようでしたが、自分には、配色が暗いものの方が しっくりきます。

 

 



 
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。